バリ写真室   
Photo by islander


 ODALAN in Kuta Bali 1997.8.15

 

盛大な
オダラン
(バリヒンドゥー教寺院の開創記念日祭礼)
である。

寺院は、プラ(Pura)と呼ばれる。

 

 

 

 

 

寺院より、供物と共に、儀式の場の海辺()へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クタの浜辺

後頭部に団子を付けた髪形が既婚(女性)。長く垂らした髪形が"むすめ"

 

 

 

 

 

 

 

 

僧侶(マンクゥ)より、聖水を受ける。

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ、儀式のクライマックス、
日没前の、
"祈り"

しばし、浜辺に、静寂の時が流れる。

 

 

 

 

祈りの後も、僧侶より、聖水を受ける女性。

 

 

 

 

 

 

 

無事、儀式を終え、寺院へと戻る人々。

 

 

余談だが、この日、日没前の浜辺で、
オダランに集う地元の人達を、砂浜に座り、背を丸めて熱心に写生している髭面の白人男性がいた。
数人の見物人に混じり、うしろから、そっとみてみる。
複数の人物が、動的に、生き生きと描かれている。
水性絵の具か墨の、ほとんど単色の淡い色使いで、用紙も筆の線の使い方も、日本画を思わせる。
おもわず、「北斎みたいだ」と、つぶやいてしまう。一瞬、間があって、彼が、「ホクサイ?」と、顔を一寸上げ、
振り向いて、小生の顔を見て、微笑んだ。「貴方が言ったのか」という意味のことを英語で言ったあと、
小さくサンキューと言って、すぐまた絵に戻った。
本当に葛飾北斎のようだった
(もちろん、小生の"北斎像"の上での話であるが…)

あの人はいま、どこで絵を描いておられるのだろうか…。

 

葛飾北斎(1760年−1849年):江戸時代後期の浮世絵師。
その作品は「富嶽三十六景
(冨嶽三十六景)」他、膨大な数に及ぶ。
Hokusaiの画風はゴッホをはじめ海外の著名な画家達にも大きな影響を与えたといわれる。

 


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