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2001年(平成13年)8月30日(木) 於 HAT神戸・屋外円形劇場 18:30開演 無料
「海辺のジェゴグ・大地の祈り」
Jegog
Suar Agung
(バリ島ヌガラより来演、スアール・アグン歌舞団)
当日は、夕方頃より小雨が降り出す。
それでも、開演の前頃には一応止んでいた。
会場の雰囲気は非常に良かった。皆、静かに整然と腰掛けて、開演を待つ。
好きで楽しみにしていて観に来ているのが伝わって来る。
くわえ煙草も見かけない。1人、吸う若い女性が目についたが、
その人も観客より離れたところで吸っていて、吸い終わってから席に戻って来ていた。
やがて観客席の後方より、主宰のスウェントラ氏を先頭に「スアール アグン」のメンバーが登場。
いよいよ始まりである。
ジェゴグ(大型竹筒製打楽器)の演奏が中心であるが、
途中、美女2人によるジョゲブンブン(踊りの名称)の登場など、華やかな場面もある。
惜しむらくは、開演後すぐに、ぽつりぽつり来た雨が、やがて本降りになってしまった事だ。
しかし、会場の観客はその場を動かない。
野外なので、桟敷や地に座って、傘や、また、ある人は帽子等で、手足を濡らしながら観ている。
無論、演者側の「スアール アグン」のメンバーは全身ずぶ濡れをものともせずの熱演である。
雨は依然、本格的に降っている。
一旦休憩が有って、その後、第2部という事になった。
この時に観客の3分の1か半数弱位の人が帰ったみたいだった。それでもまだ多数の観客は居るのだ。
続いて、第2部の開演。
感心したのは、女性2人が出て来て踊るのだが、強い雨に顔を打たせても、まばたきや表情をゆがませることが全く無く、
終始バリ舞踊の表情表現に徹していたことだった。まさに修練の賜物であろう。
午後8時、終演。総勢23人のバリの皆さん、ありがとう!。
何かしら心に残る、夏の夕べのひとときであった。
<ジェゴグ>
開演中は、撮影並びに録音等禁止の為、
終了後、撮影。
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